〜この世のコタエ〜④ 中国古典「荘子」
「朝三暮四」
ものごとって、もとはひとつなのに、
目先のことだけ、あれかこれかと迷う人は
朝三暮四って呼ばれる。
まあ聞きたまえ。
ある人がサルを飼ってたんだ。
あるとき、サルたちにこう言った。
「朝に3粒の豆をやるよ。そして夕方に4粒だ」
すると、サルたちはみんな、怒り出した
「そんなんじゃ我慢できない!嫌だ!」とね
そこで彼はこう言った。
「じゃあ朝に4粒やるし、夜には3粒やるよ」
するとサルたちは、嬉しくなり喜んだ。